エージェントフレームワーク¶
最終更新: 2026-05-11
LLM をループで回して「ツールを使う・状態を保持する・複数エージェントを協調させる」ためのフレームワーク群。
比較表¶
| FW | 言語 | 特徴 | 個人開発で使う場面 |
|---|---|---|---|
| LangGraph | Python / TS | 有向グラフ + 条件分岐。LangChain の事実上のランタイム | 複雑なステートマシン的エージェント |
| Microsoft Agent Framework (旧 AutoGen) | C# / Python | Semantic Kernel と統合 (2025末) | .NET エコシステム / エンタープライズ |
| CrewAI | Python | ロールベース「人間チーム模倣」。Flow API で条件分岐 | 多役割のエージェントを直感的に書きたい時 |
| Google ADK | Python | 階層型エージェントツリー (2025-04) | Gemini ベースで組む時 |
| OpenAI Agents SDK | Python / TS | Swarm の後継、handoff が中核 (2025-03) | OpenAI ファースト |
| OpenHands | Python / TS | 自律 SWE エージェント (旧 OpenDevin) | Devin 風を OSS で |
| Devin | SaaS | フルマネージド自律エージェント | 丸投げしたい時 (高コスト) |
選定基準¶
- 「何を自動化したいか」が明確 → CrewAI / LangGraph (ステートが見える)
- 「タスク全体を任せたい」 → Devin / OpenHands (ブラックボックス前提)
- 「Claude Code / Codex CLI で足りるか」を先に確認 — 多くの個人開発タスクは既存 CLI で十分。FW は外部システム連携や複雑な分岐がある時に検討
多エージェント・オーケストレーション¶
2026 年で熱い領域。Anthropic も Managed Agents (multi-agent orchestration + Outcomes + "dreaming" メモリ自己改善) を public beta で出した。
パターン:
- Lead + Specialists: 親エージェントが計画、子エージェントが専門領域を実行
- Cross-model review: 同じ diff を Claude / Codex / Gemini に並列レビューさせ合議
- Fan-out (Split-and-Merge): 独立タスクを並列化、結果を統合
詳しくは methods/subagents/01-when-to-fan-out.md。
アンチパターン¶
- 何でも multi-agent 化 — Single-thread の方が安く速いケースが多い。3個未満なら親で
- 「汎用 backend-engineer」エージェント — 専門特化版の方が圧倒的に高品質
- オーケストレーターに人間レビューを挟まない — Sev-1 事故の典型パターン (Amazon 90日で 4 件など)
出典¶
- 関連: methods/subagents/, methods/multi-llm/
- LangGraph v1.0 (2025-10): https://langchain-ai.github.io/langgraph/
- Anthropic Managed Agents (2026 public beta)